応募の概要
バイオによるものづくりは、従来の化学プロセスに比べ、省エネルギー・低コストに物質生産が可能であるとともに、原料を化石資源に依存しないバイオマスからの物質生産も可能であり、炭素循環型社会実現・持続的経済成長に資するものづくりへの変革が期待できます。本事業では、バイオものづくり産業の基盤として、バイオ資源活用促進のための各種技術や従来法にとらわれない次世代生産技術開発等を実施します。次世代生産技術としてはスケールアップや回収、破砕、分離、精製等まで含め、工業化に向けた生産プロセスに関わる技術全般の開発と検証を目指します。
今回は、研究開発項目〔3〕産業用物質生産システム実証が公募の対象です。炭素循環型社会実現に向けて特定のターゲットを設定した上で、目的物質の生産性向上や量産化を見据えての生産プロセスの最適化を図り、産業用スマートセル等の生物機能を活用した物質生産による生産物のサンプル評価等を行います。
なお、研究開発段階に応じて、助成フェーズの準備段階として委託フェーズを設けることを可能とします。委託フェーズで設定している事業期間以内でステージゲート審査を実施し、助成フェーズに移行すべき事業を決定します。