応募の概要
日本医療研究開発機構(AMED)では、「ロボット介護機器開発等推進事業(開発補助)」を実施する補助事業者を公募します。
本公募では、介護施設や在宅等の介護現場のニーズやオペレーションの全体像を適切に把握し、介護現場の生産性向上や、介護の質の向上、高齢者の自立に資する、ロボット介護機器の改良及び開発を目的とします。また、ニーズは高いものの製品化に至った開発が少ない、そして普及に向けてまだ改良の余地が大きいと思われる、重点分野のうち5項目の機器・システムの開発(分野①)と、重点分野に含まれない介護現場等における感染症対策に資する機器・システムの開発(分野②)の支援を行います。
対象となるロボット介護機器・システムは、ロボット技術(検知技術、判断技術、駆動技術)を適用した介護機器・システムです。支援に際しては、ロボット技術以外の既存の技術や物資による対応と比較して、より介護現場の改善に資する機器の開発である事を重視します。
公募の対象となる研究開発課題は以下のとおりです。
分野①-1
重点分野のうち以下の3項目の対象機器の開発
・移乗介助(非装着移乗)
・移動支援(屋内移動)
・排泄支援(排泄動作支援)
分野①-2
重点分野のうち以下の2項目の対象機器・システムの開発
・見守り・コミュニケーション
(在宅見守り)※入浴見守りのみ
・介護業務支援(業務支援)
分野②
介護現場等における感染症対策に資する機器・システムの開発
詳細は公募要領をご参照ください。
応募の対象者
応募対象は企業(中小企業、大企業および技術研究組合)または、企業を代表機関とするチームとなります。
企業等を代表機関とし、効果検証を行う介護サービス事業者、地域包括ケア事業者、高齢者支援事業者、プラットフォーム等の利用事業者等の連携体制(責任者所属・氏名)を明記することを応募要件とします。効果検証を行う機関は、補助事業分担者あるいは外注先、開発協力者としての連携体制とすることができます。
また、厚生労働省が実施する「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム」事業と連携し、当該事業のリビングラボネットワークを活用した製品評価・効果検証や、介護施設等(実証フィールド)における実証を推奨します。また、開発期間中においても積極的な連携を視野に入れた提案を推奨します。