応募の概要
(目標)
難病については、その種類が多い一方で症例数が少ないという制約の中で病態解明や治療法の開発を行うという特性を踏まえる必要がある。本研究では、難病の実態把握等の調査研究から、実用化を目指した基礎的な研究、診断法・医薬品等の研究開発までが切れ目なく行われるよう、関連学会、患者会、行政等との緊密な連携の下、診療体制の構築、疫学研究、普及啓発、診断基準・診療ガイドライン等の作成・改訂、小児成人期移行医療(トランジション)の推進、データベース構築への協力、およびAMED研究を含めた関連研究との連携等により、対象疾病に係る研究開発推進の司令塔として難病・小児慢性特定疾病対策を推進し、難病の医療水準の向上や患者のQOL向上に貢献することを目標とする。
なお、指定難病検討委員会等からの意見を踏まえ、研究対象疾病の追加を要請する場合がある。
(求められる成果)
・ 関連学会との連携体制の構築及び関連学会から承認された診断基準・重症度分類・診療ガイドライン等の作成や改訂。
・ 良質かつ適切な医療の確保を目指す診療提供体制の構築。
・ 小児・成人を一体的に研究・診療できる体制の構築。
・ 指定難病患者データベース等の各種データベース構築への協力。
・ AMED研究を含めた関連研究との連携・取りまとめ。
・ 国内外の診断・治療方法の開発状況及び国内の治療成績の改善状況の把握。
・ 関連学会、医療従事者、患者及び国民への普及・啓発。