応募の概要
(目標)
学校、保育所等におけるアレルギー疾患への対応の原則は、「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」に示されており、アレルギー疾患を有する児が、学校、保育所等において何らかの配慮を希望する場合は、「生活管理指導表」を提出することとなっている。特に「食物アレルギー」においては、給食における対応は安全性の確保が最優先で「完全除去」か「解除」かの二者択一による対応が基本であるが、「部分解除」の指示や「不要な食物除去」等を指示する事例があり、学校、保育所等での教職員への負担軽減やアレルギー疾患を有する児への安全管理のためにも「生活管理指導表」の精度を上げる必要がある。そのため本研究は、アレルギー疾患に関する生活管理指導表の記載についての精度管理体制を構築し、適切な記載がなされた生活管理指導表の普及を目指す。
(求められる成果)
・アレルギー疾患に関する生活管理指導表の現状把握。
・アレルギー疾患に関する生活管理指導表に関する精度管理体制の構築及び他自治体でも実施可能な精度管理体制の構築に向けた提言。
・個々の生活管理指導表の作成時から記載内容の精度を向上させるツール等の開発・検証