応募の概要
(目標)
高齢化により医療ニーズが増大する中、地域包括ケアシステムを機能させることの重要性が高まっている。令和3年年8月からは、地域連携薬局(入退院時の医療機関等との情報連携や在宅医療等に、地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応できる薬局)、専門医療機関連携薬局(がん等の専門的な薬学管理に他医療提供施設と連携して対応できる薬局)の認定制度が開始された。認定薬局(地域連携薬局・専門医療機関連携薬局)については、その機能に応じた役割を果たすことが期待されている。しかし、これらの薬局が地域医療において果たしている具体的な役割や活用状況の実態等は明らかにされておらず、地域医療において認定薬局が十分に機能を発揮できていない状況にある。
本研究では、地域連携薬局・専門医療機関連携薬局の実態を把握し、今後求められる具体的な機能とその評価方法等を検討し、とりまとめることを目標とする。
(求められる成果)
・ 地域連携薬局における一元的な服薬指導や在宅訪問薬剤管理指導の実施状況、医療機関や他の薬局等との連携状況等の実態把握
・ 専門医療機関連携薬局における専門医療機関との連携、地域の医療機関・薬局等との連携等の実態把握
・ 地域連携薬局、専門医療機関連携薬局において今後求められる機能とそれを評価するための手法・基準の作成