応募の概要
ポリオ根絶に向けた取組の一環として、WHOでは「封じ込め戦略・世界ポリオウイルス封じ込め行動計画2022-2026(Containment Strategy & Global Poliovirus Containment Action Plan 2022-2026)を進めている。これまで基本方針(GAPⅢ)に基づき、特に2型のポリオウイルス(野生株及びワクチン株)の封じ込めが進められてきたが、2022年7月に基本方針改訂版(GAPⅣ)が発効され、ポリオウイルス2型に加え、1型及び3型(ワクチン株以外)の厳格な管理が求められるようになった。本研究では、GAPⅣに基づく厳格なポリオウイルス管理体制整備の推進に資する研究を行うことを目標とする。
(求められる成果)
GAPⅢの改訂版として令和4(2022)年7月に発効したGAPⅣの評価及び当該計画に基づく国家封じ込め認証機関(NAC)による施設認証と世界ポリオ根絶認定委員会(GCC)による承認に資するエビデンス形成。
・ GAPⅢに基づくポリオウイルス2型の封じ込めに加え、GAPⅣに基づくポリオウイルス1型・3型の封じ込めに向けた病原体及びポリオウイルスを含む可能性のある検体等(Potentially Infectious Material)の保有状況の全国調査のための調査及び資料作成。
・ ポリオウイルス・バイオリスク管理強化に対応したポリオワクチン品質管理、病原体サーベイランス等に係る提言。