応募の概要
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)が司令塔機能を発揮して、府省・分野の枠を超え、国民にとって真に必要な社会課題や日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組む国家プロジェクトです。14の課題が設定され、JSTではそのうち2つの課題の研究推進法人として、研究開発テーマのマネジメントを実施する役割を担っています。
本公募では、SIP課題「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」について、研究開発責任者を公募・選定します。
本SIP課題「ポストコロナ時代の学び方・働き方を実現するプラットフォームの構築」は、内閣府の「社会実装に向けた戦略及び研究開発計画(令和5年3月16日決定)」に基づき、いつでも・どこでも、自分の望む学び方・働き方を(に)選択・挑戦でき、さらにはそのような環境が、個人の特性や価値観、地域の状況等に関わらず保障される社会の実現、つまりは、Society 5.0を生きる一人ひとりが、多様な幸せ(well-being)を実現できるフラットな社会を達成することを目指すものです。
このような将来像を実現するために、本SIP課題では、①人々を変容させ、学び方・働き方を変え、教育や産業の変容を促し、その連鎖で地域社会全体を変えていく「ショーケース」としての社会実験と、②Society 5.0に必要とされる「新たな『学び』」のコンテンツや評価手法を含むデザインの開発、及び、「新たな『学び』」と働き方を可能とするバーチャル空間の創出とその効果検証の取組などを並行して行い、②で得られた成果を逐次①の「ショーケース」へ導入することを想定しています。即ち、多くの取組を同時進行させながら、個々の取組間の相互連携を効率的かつ効果的に行い、課題全体として突き抜ける結果を出すことを目指します。
【本SIP課題で設定されたサブ課題A~E】
サブ課題Dにおいて、地方に「新たな『学び』」×働き方×バーチャル空間の「場(プラットフォーム)」を構築し、サブ課題A~Cを有機的に連携させながら、統合して実証することで、目指す将来像を先取りしたショーケースを提示することを目指します。また、サブ課題Eでは、サブ課題A~Dにおける研究開発や実証を通じて可視化される制度的・経済的・心理的な課題等をすくいあげ、その解決策の検討を各サブ課題にフィードバックすることで、「新たな『学び』」や「働き方」を保証する社会基盤の構築を図ります。
サブ課題A:「新たな『学び』」のデザイン開発
サブ課題B:「新たな『学び』」と働き方との接続
サブ課題C:「新たな『学び』」と働き方の空間の創出
サブ課題D:「新たな『学び』」×働き方×バーチャル空間の有効性確認(ショーケースの提示)
サブ課題E:「新たな『学び』」や働き方を保障する社会基盤の構築
※サブ課題Eは委員会活動を基本としているため、研究開発責任者の公募は行いません。
【提案者に求める人物像】
本SIP課題を成功させるには、本SIP課題に関わる全ての方々が同じビジョン(Society 5.0として目指すべき社会の実現)を描きながらそれぞれの研究開発に取り組む、強い共創関係を築くことが不可欠です。
このため、本課題の公募に提案される方には、以下の項目すべてに当てはまる意識を持って参画されることを期待します。
●戦略及び計画に掲げる将来像とミッションに共感し、その実現に向けて、高い志を持ってやりきる覚悟がある。
●圧倒的な当事者意識を持ち、自らが関わっている現場を変えることで理想的な在り方を模索し、理想を現実に変えたい。
●個々の研究開発に専念するだけではなく、高い視座と広い視野を持って、本課題の関係者と協力し合い、より高い成果を出すことにチャレンジする。
新たな社会を切り開く勇気と覚悟を持った皆様からの熱い提案をお待ちしております。
応募の対象者
本公募は、研究開発責任者個人が応募してください。応募者の要件は以下のとおりです。
①自らの研究開発構想に基づき、産学連携を含めその構想の実現に適した実施体制を構築し、研究開発責任者として当該研究開発テーマを推進できる研究者であること。
②研究開発テーマに係る分野において、研究蓄積を有するとともに、研究実施において必要となる関係者との連携や協力体制が構築できる活動実績を有すること。
③国内の研究機関※に所属して研究開発を実施できること。
※「国内の研究機関」:国内に法人格を持つ大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特別認可法人、公益法人等、企業等のうち、研究開発を実施している機関。
④不適正経理に係る申請資格の制限等に抵触していない研究者であること。
⑤所属研究機関において、研究倫理教育に関するプログラムを予め修了していること。または、JSTが提供する教育プログラムを所定の時期までに修了していること。
※詳しくは、公募要領「4-1. 研究倫理教育に関するプログラムの受講・修了について」をご参照ください。
また、本SIP課題を成功させるには、本SIP課題に関わる全ての方々が同じビジョン(Society 5.0として目指すべき社会の実現)を描きながらそれぞれの研究開発に取り組む、強い共創関係を築くことが不可欠であるという観点から、本課題の公募に提案される方には、以下の項目すべてに当てはまる意識を持って参画されることを期待します。
【提案者に求める人物像】
●戦略及び計画に掲げる将来像とミッションに共感し、その実現に向けて、高い志を持ってやりきる覚悟がある。
●圧倒的な当事者意識を持ち、自らが関わっている現場を変えることで理想的な在り方を模索し、理想を現実に変えたい。
●個々の研究開発に専念するだけではなく、高い視座と広い視野を持って、本課題の関係者と協力し合い、より高い成果を出すことにチャレンジする。