応募の概要
(1)公募課題名
疾患登録システム(患者レジストリ)を活用した医療機器の実用化を目指す研究等
(2)目標
本公募課題では、医療機器の薬機法承認申請(適応拡大も含む)に向けて「薬機法申請に資するレジストリ」の構築等を実践し、様々な企業が活用できる持続的なレジストリ体制を構築すること、または既存の患者レジストリデータの利活用を行うことにより、アンメットメディカルニーズ等の解決に資する医療機器の企業への導出を目指す.
(3)求められる成果
薬機法申請に資するレジストリを構築する場合
・既に実施済みのPMDAの対面助言(「レジストリ活用相談」及び「臨床試験要否相談」)に基づき、研究開発期間中に薬機法申請に資するレジストリを構築し、製造販売業者へ導出をおこなうこと.期間中又は終了後、当該レジストリを用いて様々な企業が活用できるレジストリ維持のための計画を示すこと.
既存のレジストリデータを用いる場合
・既存のレジストリデータを用いて、PMDAが実施する「レジストリ信頼性調査相談」、「臨床試験要否相談」を受けることで後ろ向きに個別の医療機器の評価を行い、医療機器製造販売業者への導出を行うこと.
・既存のレジストリデータを活用し、性能評価試験を行い、医療機器製造販売業者への導出を行うこと(既存のレジストリデータを用いる場合)
臨床評価準備の場合
・PMDAが実施する「レジストリ活用相談」及び「臨床試験要否相談」を受け、薬機法申請に資するレジストリに必要な信頼性要求事項、評価期間、評価項目について確立すること.
・PMDAの「開発前相談(RS戦略相談も可)」及び「プロトコル相談」を実施し、探索的治験又は性能評価試験のプロトコルを確立すること.
(4)委託研究開発費の規模等
委託研究開発費の規模:
・薬機法申請に資するレジストリを構築する場合
クラスⅡ 1課題あたり年間:46,000千円(上限)
クラスⅢ・Ⅳ 1課題あたり年間:80,000千円(上限)
・既存のレジストリデータを用いる場合
1課題当たり年間:30,000千円(上限)
・臨床評価準備の場合
1課題あたり年間:15,000千円(上限)
研究開発実施予定期間:
・薬機法申請に資するレジストリを構築する場合
令和5年10月~令和7年度末
・既存のレジストリデータを用いる場合
令和5年10月~令和7年度末
・臨床評価準備の場合
令和5年10月~令和6年度末
新規採択課題予定数 :0~3課題程度
※ 1課題当たりの年間研究費の額は、原則として上限額である.初年度の研究開発費は事前評価結果等により査定される.研究開発費の規模及び新規採択課題数などについては、今後の状況により変動することがある.2年目以降の研究開発費については、中間評価の結果や今後の予算状況により変動することがある.
※ 委託研究開発費および実施予定期間については、中間評価等の結果をふまえ、対象疾患や課題実施状況を考慮して適宜調整する.