応募の概要
日本の医療が持つ優れた医療技術の海外での活用は、我が国の経済効果をもたらすのみならず、低・中所得国における持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)達成目標の一つでもあるユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)の推進、開発途上国の保健システムの強化・整備への国際貢献に繋がる重点政策の一つです。これら達成を目指し、医療機器・医薬品開発における信頼性確保、効率化や標準化の中で、世界的には国際共同実装・臨床研究が積極的に展開されています。
本公募では、国際共同チームでの実装・臨床研究を通じ、国際的に公衆衛生上大きな課題となっている疾病(新興・再興感染症、生活習慣病、母子保健などの、低・中所得国の健康・医療問題改善に向け、(A) 我が国で承認された医療機器・医療技術・医薬品の有効性、安全性、効率性等を評価するための国際共同チームでの実装・臨床研究や、 (B) 我が国で承認されているものの、対象国の臨床現場で導入・普及されていない医療機器・医療技術等の実装研究を推進します。更に、研究を通じて現地適応性、医療コスト、持続発展可能性等についても調査し、将来的な実用化・事業化に向けた戦略も検討いただきます。
※低中所得国:OECDのホームページに掲載されているLower Middle Income Countries(LMICs)が対象。
DAC List of ODA Recipient for reporting on aid in 2021
http://www.oecd.org/dac/financing-sustainable-development/development-finance-standards/DAC-List-ODA-Recipients-for-reporting-2021-flows.pdf