応募の概要
総合科学技術・イノベーション会議(以下「CSTI」という。)では、国家的に重要な課題の解決を通じて、我が国産業にとって将来的に有望な市場を創造するとともに、日本経済の再生を果たすために、各省庁の取組を俯瞰しつつ、その枠を超えたイノベーションを創造するべく、戦略推進機能の強化を図ってきました。その一環として、戦略的イノベーション創造プログラム(以下「SIP」という。)で、基礎研究から社会実装までを見据えて研究開発を一気通貫で推進し、府省連携による分野横断的な研究開発、及びその成果の社会実装に産学官連携で取り組むことを推進しており、2023年度にSIP第3期が開始されます。
SIP第3期の開始に向けて、2021年12月23日ガバニングボードにより、第6期科学技術・イノベーション基本計画(2021年3月26日閣議決定)を踏まえ、我が国が目指す社会像(Society 5.0)からのバックキャストにより15の課題候補が決定されました。これら課題候補について、2022年度はSIP第3期に向けたフィージビリティスタディ(以下「FS」という。)が実施され、事前評価を踏まえて、2023年1月26日にガバニングボード(以下「GB」という。)にて14の課題が決定されました。各課題の「社会実装に向けた戦略及び研究開発計画」(以下「戦略及び計画」という。)(案)についてパブリックコメントの受付と、プログラムディレクター(以下「PD」という。)の公募を行い、2023年3月に各課題のPDが決定されました。
国立研究開発法人物質・材料研究機構(以下「NIMS」という。)は研究推進法人として、SIP第3期の14の課題の一つである課題「マテリアル事業化イノベーション・育成エコシステムの構築」(以下「本SIP課題」または「本事業」という。)を推進する研究開発責任者(研究開発機関)を募集します。
応募の対象者
本事業には、研究開発責任者個人が応募してください。応募の要件は以下のとおりです。
①自らの研究開発構想に基づき、研究開発責任者として当該研究開発テーマを推進できる研究者であること。
②研究開発テーマに係る分野において、研究蓄積を有するとともに、研究実施において必要となる関係者との連携や協力体制を構築できる活動実績を有すること。
③国内の研究機関に所属して研究開発を実施できること。
※「国内の研究機関」:国内に法人格を持つ大学、独立行政法人、国公立試験研究機関、特別認可法人、公益法人等、企業等のうち、研究開発を実施している機関。
④不適正経理に係る申請資格の制限等に抵触していない研究者であること。
※「研究機関における公的研究費の管理・監査」
https://www.mext.go.jp/a_menu/kansa/08122501.htm
※「研究活動における不正行為への対応等」
https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/fusei/index.htm
⑤所属研究機関で実施している研究倫理教育に関するプログラム、またはeAPRIN(旧CITI)等、NIMSが認める研究倫理教育プログラムを予め修了していること。