応募の概要
本事業は、「AI for Scienceによる科学研究革新プログラム」のうち、文部科学省が実施するAI for Science萌芽的挑戦研究創出事業(SPReAD) として実施するものです。
AI for Scienceを我が国の研究現場に波及・振興させていくためには、単に研究資金を措置するだけでなく、AI導入に伴う多様な障壁を取り除き、研究者等が新たな発想に基づく挑戦的な研究に機動的に取り組める環境を整備することが重要です。このため、本事業では、①迅速な支援、②AI導入に必要な伴走支援、③独創的研究の芽出し支援の3つを柱として、これらを一体的に実施することにより、研究者等によるAI for Scienceに関する新たなアイデアへの挑戦を促し、その裾野の拡大と科学研究力の強化を図ります。
① 迅速な支援
AI分野は技術革新の速度が極めて速く、研究に必要な技術、ツール、計算資源等が短期間で大きく変化します。このため、従来型の支援スキームでは、研究の着想から実装までの間に技術的優位性を失うおそれがあります。
本事業では、このようなAI分野の特性を踏まえ、機動的かつ挑戦的な審査・採択を実現することにより、研究に必要な計算資源、データ整備、ソフトウェア利用環境その他の研究基盤を確保するための資金を、迅速かつ適切に支援します。
② AI導入に必要な伴走支援
AIを科学研究に導入するに当たっては、研究分野ごとに、利用可能なデータの形式や量、適切なモデルの選択、計算資源の確保、データ管理への対応など、多様な課題が生じます。また、研究者等の間には、AIに関する知識や経験、活用ノウハウに相当の差が存在しており、これがAI導入の障壁となる場合があります。
このため、本事業では、研究者等がAI導入に必要な知見を適時適切に得ながら研究を推進できるよう、伴走支援体制を構築・提供いたします。これにより、研究計画の具体化、計算資源の活用、データ整備等におけるAI利活用上の留意点の把握を支援し、研究の高度化を促進するとともに、分野横断的な連携や実践知の共有につなげます。
具体的には下記支援を予定しております。
・研究者コミュニティの形成および、当該コミュニティに関連するイベントの企画・運営等
・研究実施に際して生じる課題に関する問い合わせ窓口の設置・案内
伴走支援の詳細につきましては文部科学省HP(https://www.mext.go.jp/aifors_spread/)をご覧ください。
③ 独創的研究の芽出し支援
AI for Scienceの発展においては、必ずしも既存の延長線上にある研究のみが重要であるとは限らず、むしろ、現時点では小規模であっても、独創的かつ挑戦的な研究の試行の中から、将来的に大きな波及効果を有する新たな手法や研究領域が生まれる可能性があります。
一方で、AI分野の技術動向は不確実性が高く、どの領域において新たな価値や発展可能性があるかを事前に見通すことは容易ではありません。このため、本事業では、研究者等による挑戦的かつ独創的な研究アイデアの創出と実証を積極的に支援し、萌芽的・探索的な研究が育つ環境を醸成することで、我が国におけるAI for Scienceの持続的な発展を支える豊かな基盤の形成を目指します。
応募の対象者
I. 応募時点において、所属する機関等※により、次のア及びイの要件を満たす研究者等であると認められ、かつ、研究インテグリティの確保に係る誓約状況をはじめとして、e-Radに必要な研究者情報が登録されている者であること。
<要件>
(ア)日本国内に所在する機関等に所属する者(有給・無給、常勤・非常勤、フルタイム・パートタイムの別を問わず、機関等に在籍する学生を含む。)であること。
(イ)当該機関の研究活動に実際に従事していること(研究の補助のみに従事している場合は除く。)。
II. その他競争的研究費等で、不正使用、不正受給又は不正行為等を行ったとして、公募対象年度に、「その交付の対象としないこと」とされていないこと。
※「機関等」とは、「次世代人工知能技術等研究開発拠点形成事業費補助金(AI for Scienceによる科学研究革新プログラムチャレンジ型)交付要綱(令和8年1月9日文部科学大臣決定)」第3条に規定される国内の機関をいう。具体的には以下の通り。
一 大学及び高等専門学校(学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する大学及び高等専門学校をいう。)
二 大学共同利用機関法人(国立大学法人法(平成15年法律第112号)第2条第3項に規定する大学共同利用機関法人をいう。)
三 独立行政法人(独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第2条第1項に規定する独立行政法人をいう。)
四 その他法律に規定されている法人
連絡事項
・【研究インテグリティに関する誓約】のチェックボックスにチェックを入れないと申請ができません。 必ず公募の締め切り前に余裕を持って、e-Rad上の研究開発代表者の情報を更新してください。 なお、詳しくはe-Radヘルプデスクにお問い合わせください。
・e-Radのシステム上、同一の研究者番号を用いて複数の応募を行うことが可能となっていますが、これは、指導教員等の研究者番号を用いて学生が応募する場合に対応するための例外的な取扱いによるものです。本公募において、研究代表者として応募できる研究課題は、原則として同一の公募回につき一人の研究者当たり1件に限ります。したがって、同一の公募回において、複数の研究課題に研究代表者として応募することはできません。これに違反した応募は、不受理とし、審査の対象としません。
・研究期間につきましては、開始/終了共に「2026」年度と入力してください。