応募の概要
(1)背景と目的
第2期循環器病対策推進基本計画では、保健医療福祉に係るサービスの提供体制の充実として、リハビリテーション等の取組を進めることとしている。循環器病患者においては、社会復帰の観点も踏まえつつ、日常生活動作の向上等による生活の質の維持・向上を図るため、早期からの継続的なリハビリテーションが重要である。
一方で、急性期病院における在院日数の短縮化等に伴い、急性期から回復期医療機関、かかりつけ医療機関、介護・福祉機関等の円滑な連携、継続的なリハビリテーションの実施体制の確保が必要である。また、高齢化に伴い、複数の合併症を有する患者や重度障害を有する患者等が増加しており、生活再建や就労等を含む社会復帰や地域での生活を見据えたリハビリテーションの実施体制も検討する必要がある。
本研究では、脳卒中・心臓病等の患者の生活再建や就労等を含む社会復帰を推進する観点から、急性期から回復期及び維持期・生活期まで一貫した継続的なリハビリテーションを実施する医療機関において、ADL 改善、自宅退院率向上、再発・重症化による再入院予防、生活の質(QOL)向上等に関するエビデンスを確立することを目的とする。
(2)求められる成果
〇脳卒中患者と心血管疾患患者の双方に対して、一貫した継続的なリハビリテーションを実施した上で、 ADL 改善、自宅退院率向上、再発・重症化による再入院予防、生活の質(QOL)向上、就労等のアウトカムを分析・整理する。
〇上記の分析を踏まえ、循環器病患者における急性期から回復期医療機関、かかりつけ医療機関、介護・福祉機関等の連携による、地域における継続的なリハビリテーションの実態・課題の把握、及び連携体制を整理する。
〇ADL、自宅退院率、再入院率、生活の質(QOL)、就労、社会復帰等に関する評価を通じた、循環器病患者に対するリハビリテーションの有効性及び課題を示す資料を作成する。
※研究班会議や研究成果報告会を活用するなどし、本研究課題の厚生労働省担当者と適時必要な情報共有を行いながら研究を遂行すること。